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「使われる自分」から「使い道を選ぶ自分」へ

2025年8月8日

現代の働き方は、会社員・フリーランス・経営者と多様化していますが、多くの人は「時間や労力を“使われる”側」にいます。

つまり、自分の時間や能力の使い方を他者(会社や上司、クライアント)が決める状況です。もちろん、その構造自体が悪いわけではありませんが、長く続くと「主体性の欠如」や「選択肢の狭さ」に直結します。

本記事では、「使われる自分」から「使い道を選ぶ自分」へシフトするための思考法と行動のステップを、実例や具体策を交えてお伝えします。

主体性を取り戻すための思考と行動の転換

1. 「使われる自分」とは何か

まず、“使われる自分”の特徴を整理してみましょう。

時間のコントロール権がない
出勤時間・会議のタイミング・納期など、日々のスケジュールが外部によって決まる。

成果物の方向性を他者が決定
自分の裁量でゴールを設定できず、上司やクライアントの指示に沿う必要がある。

報酬が固定的
成果や時間の使い方に関わらず、給与や単価が固定されている場合が多い。

これは決して“悪”ではなく、安定や安心を求める人にとっては大きなメリットです。ただし、この状態が長く続くと「自分の可能性や選択肢を自ら制限してしまう」ことが問題になります。

2. 「使い道を選ぶ自分」の定義

一方、“使い道を選ぶ自分”とは、自分の時間・エネルギー・能力を「何に投資するか」を主体的に決められる状態です。

プロジェクトや案件を選べる
自分の価値観や成長につながる仕事を選択できる。

時間配分を設計できる
家族との時間、学びの時間、休養を含め、自分でスケジュールを決定。

報酬構造をデザインできる
固定報酬だけでなく、成果報酬・複数収入源など、稼ぎ方を組み合わせられる。

この状態になると、「働くこと」そのものが義務ではなく、自分の人生を構築するための手段になります。

3. シフトの第一歩は「時間の棚卸し」

多くの人は「お金の管理」は意識しても、「時間の管理」は意外とおろそかにしています。まずは、自分が1週間でどのように時間を使っているかを可視化してみましょう。

起床から就寝までの行動を15〜30分単位で記録
「必要な時間」「惰性で消費している時間」「投資的な時間」に分類
惰性で消費している時間を減らし、投資的な時間を増やす

投資的な時間とは、スキル習得・人脈形成・健康維持・情報発信など、自分の未来価値を高める行動のことです。

4. スキルの「依存度」を下げる

使われる立場から抜け出すには、「替えが効くスキル」から「替えが効きにくいスキル」への転換が必要です。

替えが効くスキル:事務作業、定型業務、単純作業

替えが効きにくいスキル:専門性+創造性+発信力の組み合わせ

例えば、デザインスキルを持っている人が、そこにマーケティング知識やSNS発信力を組み合わせれば、単なる制作要員から「集客戦略まで提案できるパートナー」へと価値が跳ね上がります。

5. 小さな「選択権」を増やす習慣

いきなり「全ての仕事を選べる立場」になるのは難しいですが、日常で選択権を増やす習慣を持つことが大切です。

・仕事の中で「提案型の役割」を増やす
指示を待つのではなく、改善案や新しい方法を自ら提示する。

・副業や小規模プロジェクトに挑戦する
小さな収入源を持つことで、仕事の依存度が下がる。

・情報発信を始める
ブログ・SNS・動画など、自分の価値観や知識を外に出す場を持つ。

こうした行動は、周囲からの評価や依頼の質を変え、「自分が選べる状況」を少しずつ作ります。

6. 「断れる自分」になる

選択権を持つためには、「受けない勇気」も必要です。
仕事や依頼を断るのは不安ですが、断れない状態は「使われる側」に固定化されやすい要因です。

断るためには、

自分の価値基準(何を優先するか)を明確にする
代替案を添えて丁寧に断る
常に代わりの収入源や案件を持っておく

この準備があれば、無理な要求や不本意な案件から距離を置けます。

7. 「選ぶ自分」が持つ心理的余裕

使い道を選べる立場になると、心理的にも余裕が生まれます。

他人の評価に振り回されにくい
無理な残業や取引を避けられる
学びや挑戦に時間を割ける

この余裕がさらに質の高い成果を生み、信頼と収入の好循環につながります。

「使われる自分」から「使い道を選ぶ自分」 | まとめ

「使われる自分」から「使い道を選ぶ自分」へのシフトは、一夜では成し得ません。

しかし、時間の棚卸し・スキルの差別化・小さな選択権の積み重ねによって、確実に変化は起きます。

最終的には、自分の時間・能力・お金の使い道を、自分の価値観に沿って選べる状態になることがゴールです。それは単に働き方を変えることではなく、「生き方そのものをデザインする」ことでもあります。

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