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会社員的思考から“個人経済圏”への脱皮術

2025年8月7日

「このままずっと会社に依存していていいのだろうか」
「安定しているけれど、自分の裁量がない働き方に違和感を感じる」
「本当はもっと、自分の力で稼いでみたい」

そんなモヤモヤを抱えている人にとって、“個人経済圏”という考え方は、これからの時代に欠かせない視点です。

これは「脱サラして起業しましょう」という話ではありません。
むしろ、自分が何に時間とエネルギーを使い、どう価値を提供し、どこから収入を得るかを自ら設計していく“思考の転換”です。

この記事では、会社員的思考から個人経済圏へと移行するための実践的な脱皮術について、段階を追って紹介します。

与えられる立場から、自ら設計する働き方へ

1. 「依存」から「分散」へ:収入の考え方を変える

会社員的な思考の大きな特徴は、「給与=唯一の収入源」として生活設計が組まれていることです。

確かに、毎月一定の収入が得られるのは大きな安心材料です。
しかし、その“安定”は一見のようであり、会社の業績や上司の判断、社会情勢に大きく左右される不安定さも同時に抱えています。

ここで大切なのが、収入源を「ひとつ」に頼らないという視点です。

個人経済圏を築いている人たちは、

本業+副業
コンテンツ販売+講座運営
単発案件+サブスクリプション
オンライン+オフライン

など、複数の収入の柱を持ち、それらを掛け合わせて自分なりの経済圏を築いています。

この発想は、リスクヘッジだけでなく、精神的な自立にもつながります。

「どこかに雇ってもらわなければ稼げない」ではなく、
「自分で価値を届けられる場所がいくつもある」という感覚が、強さと自由を生み出すのです。

2. 「指示待ち」から「価値提案」へ:働き方の主語を変える

会社員として長く働いていると、「与えられた仕事をこなす」という姿勢が染みついてしまいがちです。

もちろん、組織の中で成果を出すためにはこの姿勢は必要ですが、個人として価値を生み出すには、主語を「自分」に戻す必要があります。

「私は何を提供できるか?」
「どんな人の、どんな悩みを解決できるか?」
「その人の世界をどう変えられるか?」

こうした問いを立て、自分なりの“価値提案”を形にしていくことが、個人経済圏の核になります。

小さな情報発信、SNSでの発言、知見をまとめたブログやnote、オンライン講座など…
「私はこういうことができます」という自己表現を続けていくことで、少しずつ「個人で稼ぐ力」が育っていくのです。

3. 「時間を売る」から「仕組みをつくる」へ:レバレッジの視点を持つ

会社員的な働き方は、基本的に“時間と労働力を提供する代わりに報酬を得る”構造になっています。

しかし、個人経済圏ではこの働き方だけに頼ると限界があります。

そこで必要になるのが、「仕組み」を作るという発想です。

たとえば、

自分のスキルやノウハウを動画やPDFにまとめて販売する
オンラインコミュニティを立ち上げて継続課金モデルをつくる

自動化されたメール講座や販売導線を整える

といった方法で、自分が動かなくても価値が届く状態を設計することで、“時間”に縛られない働き方が可能になります。

最初から完璧である必要はありません。

まずは「同じ説明を何度もしているな」と思うものを1つコンテンツ化することから始めてみてください。

4. 「肩書き」ではなく「信頼」でつながる世界へ

会社という看板を外したとき、急に「自分には何もない」と感じてしまう人は少なくありません。

でも、実は今の時代、名刺や肩書きよりも大切なのは“人となり”や“世界観”です。

どんな言葉を使い、どんな価値観を持ち、何を大事にしているのか。
その透明度が高ければ高いほど、共鳴してくれる人が自然と集まり、「この人から買いたい」「この人にお願いしたい」という関係性が育っていきます。

これは一朝一夕にはできませんが、日々の発信や対話を通じて少しずつ信頼を積み重ねることで、個人経済圏の“土壌”ができていきます。

5. 「孤独」ではなく「関係性」で育つ経済圏

個人で動き始めると、「自分ひとりで何でもやらなければ」という思い込みに陥りがちです。

でも実際には、個人経済圏ほど“つながり”が重要です。

同じテーマに取り組む仲間とのコミュニティ
コラボレーションや相互紹介の機会
お客様との対話から得られるヒント

こうした“人との関係性”の中で、個人のビジネスは進化し、広がっていきます。

特にSNSやオンライン講座、イベントなどを活用することで、物理的な制約を超えた経済圏が形成される時代です。

「ひとりで頑張る」から「つながって育てる」へ。

その発想の転換が、個人経済圏における大きな推進力になります。

脱皮には「怖さ」と「自由」がセット

会社員的思考から脱皮する過程は、慣れた殻を破るようなものです。

最初は不安や戸惑いもあるかもしれません。

けれど、その先には「自分で選び、自分で決める」という、深い自由と自律があります。

個人経済圏を築くことは、単に副業を始めるとか、収入を増やすという話ではありません。

それは、「自分の価値を、自分で認め、自分の責任で育てていく」ためのプロセスなのです。

その一歩を踏み出すことは、あなたの人生に新しい軸をつくること。

今日の選択が、未来の自由を形作っていくかもしれません。

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