【最新情報】マイナカードと免許証の一体化、来年3月開始!

最近ニュースを騒がしていますが、2025年3月から開始されるマイナンバーカードと運転免許証の一体化するという話を聞きましたでしょうか。

手続きはどう変わるのか、メリット・デメリットは何なのか、気になっている方も多いと思います。

 

この記事では、一体化の概要から具体的な手続きの流れ、オンライン講習の導入など、知っておきたい情報をわかりやすく解説します。

 

1. マイナンバーカードと免許証一体化、いよいよ来年3月開始

2025年3月より、マイナンバーカードと運転免許証の一体化が開始されると発表されました。

これは、マイナンバーカードに運転免許証の機能を統合し、一枚のカードで両方の機能を持たせるというものです。政府は、この一体化によって手続きの効率化やセキュリティ強化などを目指しています。

当初は2024年内に予定でしたが、システム開発の遅延により延期となっていました。2025年3月開始時には、全国の運転免許センターや警察署で一体化の手続きが可能となる予定です。

 

1.1 一体化による変化

一体化によって、具体的にどのような変化があるのでしょうか。主な変化としては、以下の点が挙げられます。

1.1.1 運転免許証の更新手続きが簡素化

これまで、運転免許証の更新には、運転免許センターや警察署に出向いて講習を受ける必要がありました。

しかし、一体化後はマイナンバーカードを用いたオンラインでの更新手続きが可能となる予定です。これにより、時間や手間を大幅に削減することができます。

1.1.2 本人確認書類としての利便性向上

マイナンバーカードは、すでに様々な場面で本人確認書類として利用されていますが、運転免許証との一体化によって、さらに利便性が高まります。

例えば、銀行口座開設や携帯電話契約など、従来は運転免許証を提示していた場面でも、一体化後のマイナンバーカード一枚で済むようになります。

1.1.3 セキュリティ強化

現在の運転免許証には、ICチップに顔写真や氏名などの情報が記録されていますが、一体化後のマイナンバーカードには、より高度なセキュリティ技術が導入されます。

これによりなりすましや偽造などのリスクを抑制し、セキュリティを強化することができます。

具体的には、ICチップ内の情報へのアクセスには暗証番号に加えて、指紋認証や顔認証などの生体認証が必要となります。

 

1.2 一体化に関する懸念点

一方で、一体化に伴う懸念点も指摘されています。主な懸念点としては、以下の点が挙げられます。

1.2.1 カード紛失時のリスク

マイナンバーカードと運転免許証が一体化されることで、カードを紛失した場合のリスクが大きくなります。

もしもの紛失時に、第三者に不正利用されてしまう可能性もあります。そのため、カードの管理にはこれまで以上に注意を払う必要があります。

1.2.2 プライバシーの懸念

マイナンバーカードには、氏名や住所などの個人情報が記録されています。

運転免許証との一体化によって、これらの情報が、より多くの機関で閲覧可能になることに対する懸念の声もあります。

政府はセキュリティ対策を強化することで、これらの懸念に対処するとしています。

1.3 今後の展望

マイナンバーカードと運転免許証の一体化は、デジタル化社会における重要な取り組みの一つです。

政府は今後もマイナンバーカードの機能拡充を進め、国民の利便性向上と行政の効率化を目指していく方針です。

 

2. 一体化で何が変わる?メリット・デメリットを解説

マイナンバーカードと運転免許証の一体化は、私たちの生活に様々な変化をもたらします。

ここでは、一体化によるメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。

2.1 メリット1 手続きの効率化

一体化の最大のメリットは、各種手続きの効率化です。

例えば、引っ越しによる住所変更の手続きが簡素化されます。

従来は、運転免許証とマイナンバーカードのそれぞれで住所変更手続きが必要でしたが、一体化後は一度の手続きで済むようになります。

また、これまで別々に交付申請が必要だった印鑑登録証明書の取得も、マイナンバーカードがあれば不要になるなど、様々な手続きが効率化されることが期待されます。

参考:デジタル庁

2.2 メリット2 本人確認の強化

マイナンバーカードには、顔写真やICチップによる電子証明書などの機能が備わっており、運転免許証と一体化することで、本人確認の精度が大幅に向上します。

これは、なりすましによる犯罪の防止に大きく貢献すると期待されています。

また、金融機関や携帯電話会社での契約手続きなど、厳格な本人確認が求められる場面でも、一体化されたカードがあればスムーズに進めることができます。

2.3 メリット3 将来的に広がる可能性

マイナンバーカードと運転免許証の一体化は、将来的に様々なサービスとの連携が期待されています。

例えば、医療機関での診察券公共施設の利用証銀行口座などとの連携が検討されています。

将来的には、この一体化されたカード一枚で、様々なサービスをシームレスに利用できるようになる可能性を秘めています。

2.4 デメリット1 紛失時のリスク

一体化のデメリットとしてまず挙げられるのが、紛失時のリスクの高さです。重要な個人情報が詰まったカードであるため、紛失してしまうと悪用されるリスクが高まります。

これまで以上に、カードの管理には注意を払う必要があります。また、紛失時の手続きも煩雑になる可能性があります。

2.5 デメリット2 個人情報の流出

先程もお伝えしましたが、マイナンバーカードには様々な個人情報が紐づけられています。

運転免許証と一体化することで、個人情報の流出が高まる可能性も懸念されています。

例えば、運転免許証の提示を求められる場面で、マイナンバーカードに記録されている個人情報までが、意図せず第三者に知られてしまうリスクも考えられます。

個人情報の取り扱いに関する透明性とセキュリティ対策の強化が、これまで以上に重要となります。

 

3. オンライン講習導入で手続きはどう変わる?

マイナンバーカードと運転免許証の一体化に伴い、2025年3月からは一部手続きにオンライン講習が導入される予定です。

これは、従来の対面での講習をオンラインで受講できるようにするもので、手続きの効率化や利便性向上が期待されています。

3.1 オンライン講習の概要

オンライン講習はマイナンバーカードと運転免許証の一体化手続きの中で、これまで対面で行われていた講習の一部をインターネット上で受講できるようにするものです。

講習内容は一体化によるメリットやデメリット、個人情報の取り扱い、セキュリティ対策などについて解説されます。

受講には、インターネットに接続できるパソコンやスマートフォン、タブレット端末が必要です。

3.2 オンライン講習のメリット

オンライン講習の導入には、以下のようなメリットがあります。

  • 場所や時間に縛られずに受講できる
  • 自分のペースで学習を進めることができる
  • 繰り返し視聴することができる
  • 講習会場への移動時間が不要になる

これらのメリットにより、従来の対面講習に比べて、時間や場所の制約が少なく、より多くの人が受講しやすくなることが期待されています。

特に、仕事や育児などで忙しい人や、地方在住で講習会場へのアクセスが難しい人にとっては、大きなメリットとなります。

3.3 対象者と受講方法

オンライン講習の対象者は、マイナンバーカードと運転免許証の一体化手続きを行うすべての人ではありません。

現時点では、以下のいずれかに該当する人が対象となる予定です。

  • 更新期間が満了する前に、有効期間内の運転免許証をマイナンバーカードと一体化させる場合
  • 紛失や盗難などにより、運転免許証を再交付する際に、マイナンバーカードと一体化させる場合

オンライン講習の受講方法は、以下の通りです。

  1. 警察庁のウェブサイトにアクセスし、オンライン講習の受講ページを開く
  2. 氏名や住所などの必要事項を入力し、受講登録を行う
  3. 指定された日時になったら、オンライン講習を受講する
  4. 講習終了後、理解度確認のためのテストを受験する
  5. テストに合格したら、オンライン講習の受講証明書が発行される

オンライン講習の受講には、事前に予約が必要となります。

予約は、警察庁のウェブサイトまたは電話で行うことができます。また、オンライン講習の受講は無料です。

3.3.1 オンライン講習に関する注意点

  • オンライン講習は、パソコンやスマートフォン、タブレット端末など、インターネットに接続できる環境が必要です。
  • オンライン講習を受講するためには、事前に受講登録を行う必要があります。
  • オンライン講習の受講には、一定の時間が必要です。時間に余裕を持って受講するようにしましょう。
  • オンライン講習の内容は、予告なく変更される場合があります。最新の情報は、警察庁のウェブサイトで確認するようにしてください。

オンライン講習は、マイナンバーカードと運転免許証の一体化手続きをよりスムーズに行うためのものです。対象となる方は、積極的に活用しましょう。

詳細については、警察庁のウェブサイトをご覧ください。

 

以上の様に、マイナンバーカードと免許証を一体化することによって大きなメリットがあることは間違いありません。

今まで面倒だなと感じていた役所等での手続きも簡素化されることでしょう。

ただ1つのカードに多くの情報が入っていることになるので、紛失した時には大きなリスクも伴います。

来年いよいよ開始予定となっておりますが、今後変更することもあると思うので注意深く見ておく必要がありそうです。

 

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