インタビュー

「失敗は最高の学び」第11回-2

2025年5月23日

一般社団法人ONE DIVE 宮野 智彰 様

1998年生まれ、兵庫県出身。流通科学大学卒業。大学時代は野外教育事業に従事。

2023年に研修業の一般社団法人日本体験教育研究所に入社し、研修プログラムの開発から営業販売、研修講師としての指導、神戸市支社長などを歴任し、約2年間勤務する。

2025年に一般社団法人ONE DIVEを起業し、代表理事に就任する。

現在は『日常と非日常をリンクさせる』というミッションを掲げ、チームビルディング研修事業、スポーツメンタル研修、スポーツ振興事業や、教育イベント等幅広く展開しており、その他にも芦屋学園高校サッカー部の人財育成担当をしている。

 

前回までのインタビュー

第1回 【一歩を踏み出す勇気が人生を変える】

学生時代には、特に印象的な経験があったのでしょうか?

そうですね 面白かったのは友人と二人で原付バイクに乗って、西日本を横断した旅ですね。3週間かけて20県近くを回り、公園で野宿した日もあれば、道中で出会った方が応援してくれたり、泊めてくれたりもしました。人の優しさに触れる、とても貴重な経験でした。

まさに“旅は人を育てる”という感じですね。その一方で、大学と事業の両立は大変だったのではないですか?

学業との両立は本当に大変でした。 実はお恥ずかしい話、3年生時に仕事に注力しすぎて学業が疎かになり、必要単位が取得できず留年してしまいました。(笑)

そしてその後も仕事に集中していたので、とても大学には行けないと思い2年間休学もしたので、トータルで7年間大学にはお世話になりました。

それだけ仕事に情熱を注がれていたのですね。その後、正式に法人化するまでの道のりはどのようなものだったのでしょうか?

しばらくは先程お伝えさせて頂いたようにし自然学校で指導員の仕事をしながら、大学生を対象としたキャンプ等のイベントの企画・実施をしていました。

元々大学では観光学科に所属していて、淡路島の廃校を使って地域おこしのイベントなどを企画しておりましたので、その経験を活かしながら自分の事業に活用しました。

そんな中で大学4年生の頃、大阪・八尾市にある企業から「兵庫県に新しく支店を作るので支社長をやってほしい」というオファーをいただいたんです。

それはどういったオファーだったのですか?

その企業は企業団体、スポーツチーム、教育機関に対して研修を実施したり、私もやっていたような指導員の資格の発行をしたりしているのですが、その企業が兵庫県に進出し支店を作るということで、そこの支社長をやって欲しいと依頼を受けました。

すごいですね! 最終的にはそのオファーを受けられたのですか? またその企業さんとの出会いはどういったものだったのでしょうか?

はい オファーをお受けすることにしました。私のことを高く評価して頂けたのも嬉しかったですし、私が今までやってきたこともその企業で活かせるのではないかと思ったのも理由の1つです。

またその企業との出会いは、私が指導に入った研修プログラムにて、その企業からも講師が派遣されており、そこからのお付き合いですね。

その企業の神戸支社長として勤務されるわけですが、個人事業との違いは感じましたか?

大きく違いましたね。法人格を持つと、営業や契約がしやすくなります。実際、法人でないと取引できない企業もありましたし、報酬の交渉もしやすくなりましたね。

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