個人事業主の分かりやすい請求書作成~実際の請求書を元にポイント解説~

個人事業主になると請求書を作成することがあります。

個人事業主になりたてだと、請求書の作成方法なんてわかりませんよね?

学校では教えてくれないので知らなくて当たり前です。

請求書は会社によって書式が異なるものであり、絶対的な決まりがあるわけではありません。

ですが、ある程度は共通のルールがあります、つまり書くべき項目が決まっているということです。

私が使用している請求書の書式を元に書き方について説明します。

請求書とは?

請求書は文字の通り請求する書です。

何を請求するかというと、あなたが相手に与えたサービスや納品した物の対価です。

取引先は請求書を確認し、事前に決められていた金額と相違がないかなどを確認して入金します。

当然、そこに間違いがあっては困りますし、情報が足りないと再度請求書を依頼しないといけないので取引先にお手間をとらせてしまいます、信用の問題になってきます。

会社と会社のやり取り、特にお金に関する書類なので不備のない請求書を作成しなければいけません。

請求書の発行のタイミングは?

請求書は原則サービスや商品を納品した直後の発行で問題はありません。

しかし、取引回数が多い場合は、その都度請求書を発行するのはお互いに手間だったりします。

回数が多い場合は月末に一括で請求することが多いです。

これに関しては、個人事業主のあなただけの都合ではなく、むしろ取引先のやり方に合わせることが多いのが実情です。

『請求書の発行は月末一括でよろしいでしょうか?』

など、具体的に取引方法を事前に確認しておきましょう。

請求書の支払い期日をどう設定するか?

一般的によく利用されるのは、月末締めの翌月末払い、あるいは翌々月末払いです。

区切りが良いのでわかりやすいですね。

ただし、絶対こうしなければいけないわけではないので、こちらも事前に取引先に確認しておくと良いでしょう。

信頼のある取引先であれば、多少先に設定していてもそれほど遅れることなく契約していた金額を支払ってくれるものです。

早くお金が欲しいからと言って支払い期限を10日後などに設定することはやめましょう。

これでは、早く支払えと催促しているような印象を与えてしまいますので要注意です。

私も個人事業主として請求書を作成し始めたころに失敗したことがあります。

場合によっては信頼関係が悪くなり今後の取引に支障をきたしかねません。

請求書に書くべきポイント

国税庁ホームページに請求書に書くポイントが記載されています。

上から順にみていきましょう。

宛先は正式名称で書きましょう、(株)などと略さないようにします。

会社宛てであれば御中、会社の特定のだれだれ宛であれば様をつけます。

通常、会社の担当者とやり取りをしているはずですので、その方の名前や社長の名前を記入しますが、どちらが良いか取引先に確認しましょう。

注意点として、○○株式会社御中 ○○様 というように、御中と様を同時に書くことは通常しません。

○○株式会社 ○○様 のように、いずれか一方を使用します。

請求ナンバーはなんでもかまいません、番号がないとどの請求書かわからなくなるので区別できる番号にしましょう。

請求日は先ほど記載したとおり、取引先に確認して記入することがおススメです。

それに伴って、下の支払い期限を決めます。

後はそのままですが、振込先を間違うと大きなトラブルになりかねません、必ずミスの無いようにダブルチェックをしましょう。

源泉徴収が必要な取引であれば事前に確認して源泉徴収税を引いておきましょう。

今回は省略しています。

備考欄には必要事項があれば入力します。

よくあるのは『振込手数料は貴社にてご負担ください』などの文言です。

トラブルを防ぐため明記しておきます。

まとめ

請求書は事業を営んでいけば必ず書く必要があるものです。

慣れないうちは請求書の作成にも時間がかかりますが、不備のないようにしっかり確認して発行しないと信用を失う可能性もあります。

面倒くさがらずしっかり書き方を覚えて請求書を作成できるようにしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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