新たな制度と仕組みの変更

2023年の10月から様々な制度や仕組みの変更が実施されることを知っているますか?

皆さんご存じのインボイス制度もそうですが、その他にも暮らしにかかわる制度の変更もあるので、いくつかご紹介したいと思います。

 

コロナ治療費

現在第9波が続いている新型コロナに関してですが、治療薬の全額公費負担見直すことになっており、所得に応じて3000円~9000円と変動するかたちで患者が負担しなければなりません。

 

また入院医療費も毎月の負担額に上限を設けている高額療養費制度を適用した場合、最大2万円の補助がありましたが、これが1万円に減ることが決定しています。コロナ患者向けの病床確保料や診療報酬の特例も縮小されます。

 

改正酒税法

2018年の酒税法改正により、2023年10月までに3段階で酒税が変更になります。今年の10月に変更になるのは20年に続く2回目であり、最終的に2026年には税率が1本化になる予定です。

今回変更になるのは、ビールや発泡酒の価格が変わります。

最近ではスーパーやコンビニでも多種多様のお酒が陳列されています。やはりビールは少し高いので、何もない日は発泡酒を飲んで週末や特別な日には少し贅沢してビールを飲むという人もいるのではないでしょうか。

ビールと発泡酒の違いは簡単に言うと、麦芽の使用割合になります。麦芽の利用率が50%以上で定められた副原料の使用比率が5%と定められています。

一方で発泡酒は麦芽の使用割合が50%未満のものかつ酒税法で定められていない副原料を使った場合は発泡酒になります。

今回の改正でビールの酒税(350ml缶)は70円から63.35円に下がり、発泡酒は46.99円と変わりませんが、新ジャンルのいわゆる第3のビールと言われるものに関しては、37.8円から46.99円に上がります。

 

最低賃金

最低賃金とは、労働者に与えられる賃金の最低額を法律や条例で定めたものを指します。最低賃金は、労働者の生活を保護し、労働条件の低下を防ぐことを目的としています。具体的には、労働者の賃金がある基準額を下回らないようにするための措置となっています。

 

最低賃金の額は、経済状況、物価の変動、生活必需品のコストなどを考慮して定期的に見直されることが一般的です。毎年7月~8月頃に最低賃金審議会にて審議・答申が行われたのち、都道府県労働局長により改定額が決定されます。

 

そして2023年8月18日に厚生労働省により2023年度の都道府県別の最低賃金が発表され、10月から新たに適用されます。

今回の改定により、最低賃金は39円~47円に引き上げられ、全国平均加重平均額は1004円になり、昨年度の961円から43円の引き上げ幅は過去最大になります。

 

身近なところでも様々な金額が上がっているようですね。

知らないだけで損することもあると思うので、是非チェックしてみてくださいね!

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