個人事業主として活動していると、ホームページやブログが必要になることはとても多いと思います。
ここでは、事業としてホームページ・ブログ作成をしているのではなく、自身の事業のためのホームページ・ブログを作成した場合の、各種費用の勘定科目と仕訳方法について説明します。
この記事を読んだ方が良い人
- ホームページを作成したけど仕訳の方法が分からない
- ホームページは資産になる?
- ホームページの維持管理費用の仕訳が知りたい
上記に当てはまる方は最後までこの記事を読み進めて疑問を解決してください。
まずは、ホームページの目的を明確にしましょう。
ホームページの目的によって勘定科目は異なる
ホームページを作成する理由は主に2つだと思います。
- 事業の宣伝や連絡手段として活用する
- 商品の販売のプラットフォームにする
だいたいどちらかだと思います。
商品や製品を販売している個人事業主の方は②が多いでしょう。
まず、①については一般的な企業のホームページをイメージしてもらったら良いです。
どのような会社でどのような事業活動をしているのか、問い合わせについて記載があったりします。
この場合のホームページ作成費用は『広告通信費』の勘定科目を利用して仕訳を行うのが一般的です。
この時に注意が必要なのが②です、②の場合はホームページの作成費用とソフトウェアの作成・購入必要が含まれてきます。
受注管理システムなどがソフトウェアに当たります。
ソフトウェアに関する費用に関しては固定資産として考えられるため10万円以上の場合は減価償却が必要となります。
ホームページの減価償却期間(耐用年数)は5年とされていますので、単年度ごとの経費としては少なくなります。
もしホームページ作成費用とソフトウェアの費用が判別できない場合は、全額減価償却することになります。
まだ事業を始めたばかりで、所得が多くない場合は、減価償却できることによって所得がマイナスになることを防ぐことができ、毎年経費に計上できることがメリットになるでしょう。
ホームページの維持管理費用の勘定科目
ホームページの運用には作成費用以外にも以下の費用が必要になります。
プロバイダー料金の勘定科目は?
通信費という勘定科目で仕訳を行います。
ただし、プライベートでも利用している場合には家事按分を行いましょう。
サーバー利用料の勘定科目は?
考え方によって勘定科目も異なりますが、通信手段と考えるなら通信費、広告宣伝手段と考えるなら広告宣伝費で仕訳を行います。
つまり、どちらでも大丈夫です。
ドメインの取得・維持費用の勘定科目は?
こちらもサーバーと同じように通信費・広告宣伝費いずれでも構いません。
ホームページの維持管理費用の勘定科目は?
外部に委託している場合は広告宣伝費で良いでしょう。
社員にやらせる場合はもちろん給料賃金になります。
SEO対策関連費用の勘定科目は?
広告宣伝費となります。
ホームページ関係の勘定科目と仕訳のまとめ
ブログやTwitter、FacebookなどのSNSでもホームページのような役割を果たすことは可能です。
しかし、事業をしているうえで、格好の良いホームページというのも大事なものです。
企業はほぼ例外なく自身のホームページを保有しています。
安い買い物ではありませんが、今後の事業活動の信用・信頼にもつながりますので、一度ご検討されてはいかがでしょうか?
この記事のまとめ
- ホームページ作成費用は広告宣伝費
- ソフトウェア費用は固定資産として減価償却
- ホームページ維持管理費用は通信費か広告宣伝費でOK
最後までお読みいただきありがとうございました。