年末調整済の場合の確定申告書の記入例 書き方を図で解説!

年末調整で控除を受けているけど、確定申告書を作成するとまた控除の記入をすることになります。

もしかして、二重で控除を受けてしまうの?

これって違法とか脱税になるんじゃないの?

そう思う方もいるかと思います。

安心してください、年末調整済みの方でも控除の記載が重複しても問題ありません。

確定申告の際には源泉徴収票を提出しますし、確定申告書と照らし合わせれば重複しているかどうかは簡単に分かります。

この記事を読んだ方が良い人

  • 年末調整をしているけど確定申告をする人
  • 源泉徴収票のどこを確定申告書に記載していいか分からない
  • 医療費控除や寄付金控除の書き方が分からない

上記に当てはまる方は最後までこの記事を読み進めて疑問を解決してください。

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年末調整済みなのに確定申告しないといけないの?

こう思っている方もいるかもしれません。

おそらく、サラリーマンで副業を始めた方、複数の収入口ができた方に多い疑問です。

答えは、会社以外の所得がある場合は原則確定申告が必要となります。

年末調整というのは、会社で受け取った給与所得のみの確定申告をしているようなものです、会社が代わりにしてくれます。

そのため、会社以外の所得については反映されません。

他にも、不動産所得がある方も反映されていませんし、最近はやりのふるさと納税による寄付金控除も確定申告をしないとできないんです。

年末調整の控除と確定申告の控除が重複しても大丈夫?

これは私も昔疑問に思ったことがありました。

2重で控除を受けて得するんじゃないの?

というか、脱税みたいにならないの?

っていう疑問です。

ご安心ください、税務署はとっても賢いのでそんなお得になることは許してくれません。

簡単に言えば、確定申告と年末調整の2つの結果があれば、採用されるのは確定申告なんですよね。

だから、そもそも2重ということはありません。

ただし、同時に注意も必要です。

確定申告の際に必要な控除を書き忘れると控除されないことになってしまいます。

必要な控除は基本的に年末調整で提出しているはずなので、もれなく確実に確定申告書に記載しましょう。

ということで、源泉徴収票の内容がきちんと確定申告書に記載されているかのチェックポイントを確認しましょう。

年末調整済みの方の確定申告書チェックポイント

まず、源泉徴収票と確定申告書を準備してください。

ポイントは源泉徴収票の以下の4項目です。

これらの項目を確実に確定申告書に転記します。

転帰する箇所はこちらです。

これで源泉徴収票に記載されている給与の額、控除の額、源泉徴収された額が転記されたことになります。

ここに、あなたが確定申告をした理由となるものを追加していきます。

例えば、副業による収入があれば雑所得(一部例外があります、あなたの副業がどの所得に入るのか確認してください)。

医療費控除や寄付金控除を受けるなら㉓、㉔。

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あとは計算していくことで最終的な支払うもしくは還付される税額が出てきますので確定申告はこれでOKです。

年末調整済みの方の確定申告まとめ

  • 年末調整していても確定申告で控除額を記載してOK
  • 必要な転記箇所は確実に記入する
  • 医療費控除や寄付金控除も確定申告が必要

サラリーマンであっても確定申告が必要な方は大勢います。

近年はe-taxによる電子版の確定申告が可能となりました。

確定申告の時期、税務署は大変混みあいますので、非常にありがたい制度です。

また、個人事業主の方はe-taxを利用することで青色申告特別控除が55万円から65万円になります。

この機会にe-taxを利用できるようにしましょう。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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