
メルカリ・ヤフオクなどのフリマアプリで副業をしているサラリーマンはかなり多いと思います。
個人事業主として活動している人も珍しくはないでしょう。
今回は、メルカリの確定申告の方法について実例を交えて紹介します。
この記事を読んだ方が良い人
- メルカリで販売しているけど帳簿が分からない
- メルカリ販売始めたけど確定申告したことがない
- どのタイミングで売上計上すればいいの?
- 手数料はどう仕訳すればいいの?
このような疑問がある方は最後までこの記事を読んで解決してください。
副業でメルカリ販売していて20万円以上の売上があれば確定申告は必須です。
20万円以下であっても住民税がかわってくる可能性がありますので住民税の申請は必要です。
ここではあなたが確定申告が必要な人であるとして話を進めていきますね。
メルカリの売上のタイミングは?仕訳の流れ
まず、取引の流れを確認しましょう
- 商品を出品します。
- 商品が売れます。
- お客さんが支払いを完了します。
- あなたが発送し、発送完了通知を送ります。
- お客さんが受け取り、評価をします。
- あなたが評価をします。
- メルカリから売上が振り込まれます。(振り込み申請は自分でします。)
メルカリはこのような流れで取引が行われます。
メルカリは現金でのその場でのやり取りではありませんので、売掛金という勘定科目を利用します。
売掛金とは、売上は出ているけどまだ手元に入っていないお金のことで資産の1つです。
メルカリ仕訳の実例
では、具体的に見ていきましょう。
例)
メルカリに12月20日に3,000円で出品した商品が12月24日に購入されました。
12月25日にお客さんの支払いが完了し、12月26日に送料300円で発送しました。
12月28日に商品が到着し、お客さんの評価がつきました。
12月29日にあなたも評価して取引が完了しました。
1月3日にあなたの口座(事業用ではない)に振り込まれ、1月5日に事業用口座に移しました。
12月20日 商品を出品しました。
この時点では特に仕訳の記帳は不要です。
12月24日 お客さんが購入しました
まだ何もしません、メルカリで購入したというのは支払いをしたのとは違います。
12月25日 お客さんが支払いをしました
まだ何もしません。
発生主義という観点ではこのタイミングがわかりやすそうですが、メルカリの場合どのタイミングで取引が成立したのかが分かりにくいんです。
ここは会計上厳密な決まりがあるわけではありませんが、いつ記帳するかあなたのルールが必要です。
一般的にメルカリの仕訳としては多くの方がこのタイミングを記帳のタイミングにしていません。
12月26日 商品発送
荷造運賃の仕訳を行います。
12月28日 商品到着
このタイミングを売掛金計上のタイミングとします。
12月29日 あなたが評価を付けた
仕訳上は関係ありません、必ずすぐに評価はつけて取引を完了させましょう
1月3日 あなたの口座に振り込まれた
1月5日 事業用口座に入金
できれば、最初から事業用口座に入金した方が良いです。
(ここではあえてこのような仕訳の方法を説明するために一度個人口座に入金しています。)
このような流れとなっております。
つまり、記帳のタイミングは
- 商品を発送した時(送料を現金負担した場合)
- お客さんから評価がついた時
- 振込があった時(なるべく事業用口座へ)
この3点となります。
売掛金計上するタイミングは商品を発送したときとしてもよいですが、それでいくならずっとそのルールを貫いてください。
ほとんどの場合、どちらで計上しても確定申告上は同じです。
違ってくるのは決算月をまたぐ場合です、個人事業主は1~12月で区切りますので、年をまたぐかどうかです。
12月に売掛金計上するのか1月にするのかで、前年度の売上なのか今年度の売上なのかが
変わってきますので重要なポイントです。
メルカリの仕訳 確定申告のための記帳の方法 まとめ
メルカリで販売して副業している方のための仕訳の方法を解説しました。
メルカリだから確定申告しなくていい、というのは大きな間違いです。
これだけ巨大なショッピングサイトになっているので、当然税務署も目を光らせています。
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副業とは言え、仕事は真面目に嘘偽りなく胸を張って行いましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。