新NISAのメリットとは

昨今では、老後の2000万円問題などもあり、多くの人が資産運用に興味を持ち始めていることでしょう。

2024年にはいり、テレビなどでも注目されている新NISAはご存じでしょうか。

 

今回は新NISAについて話してみたいと思います。

 

新NISAとは

新NISAとは読んで字のごとくではありますが、2024年から始まった新しいNISAの制度のことです。

新しいNISA制度は、従来のNISA制度の拡充・恒久化により導入されたものです。

この新NISA制度は、多くの点で従来の制度よりもメリットが大きいと言われています。

 

新NISAの対象者は18歳以上の日本在住者が対象で、年齢や所得に関わらず利用できます。

これにより、幅広い層の人々が資産運用の機会を得ることができます。

 

2023年度までは一般NISA、積み立てNISA、ジュニアNISAの3種類がありましたが、現在は制度終了となっており、2024年からは新しい制度がスタートしました。

 

新NISAの基本構造

統合された投資枠

一般NISA(120万)とつみたてNISA(240万)が統合され、年間投資枠が360万円に拡大されました。

非課税期間の無期限化

従来は一般NISAで最長5年、積み立てNISAで最長20年でしたが、新NISAでは非課税期間に制限がなくなりました。

非課税枠の拡大と再利用

非課税枠が最大1,800万円(成長投資枠は1200万が上限)に増額され、売却により非課税枠を再利用できます。

 

新NISAのメリット

新NISA制度には以下のようなメリットがあります。

長期投資の促進

新NISAでは非課税期間が無期限になりました。長期間にわたって投資を保持することで、利益が再投資され、複利の効果を受けることができるようになりました。時間が経つにつれ、資産の成長速度が加速する可能性があります。

また長期保有により、短期的な市場の変動に左右されにくくなり、経済サイクルを通じた平均化効果が期待できますし、長期間保有することで、市場の好機を見極めて売買するなど、より戦略的な投資が可能になります。

 

大規模な投資枠

年間360万円までの投資が可能で、総非課税枠が最大1,800万円に拡大されています。

それにより、より多くの資金を非課税で運用できるため、資産形成の機会が増大したと言えるでしょう。

また非課税枠が多くなるということは、株式、債券、投資信託など、多様な資産クラスへの投資が可能になり、リスク分散が可能となります。

 

非課税枠の柔軟な利用

新NISAでは先程もお伝えしたように、非課税保有限度額が1800万に増額されたので、NISA口座内の資産を売却して、翌年以降に再利用することも可能になりました。

要は資産を売却することで、非課税枠を再利用できるため、市場の変動に応じて投資戦略を柔軟に変更できるとも言えるでしょう。

 

多様な投資選択肢

元々は一般NISAとつみたてNISAのどちらか1つを選ばなければなりませんでしたが、新NISAは成長投資枠とつみたて投資枠の併用はが可能になりました。

それにより多様な金融商品への投資が実現できます。

また投資枠も360万に拡大されたので、これまで以上に幅広く金融商品に対して投資ができるようになりました。

 

新NISA | まとめ

新NISA制度は、特に長期投資を目指す個人投資家にとって大きなメリットをもたらす可能性があるので、多くの人が注目しているのも納得です。

これらのメリットを活かしながらも、投資は常にリスクを伴うため、慎重な資産管理と戦略立案が重要です。

 

 

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