仮想通貨の移動平均法を画像で徹底解説!取得価額の計算方法

仮想通貨の確定申告を行う場合は利益がいくらなのかを計算しないといけません。

その際に、売った金額はわかるのですが、仕入れ値(=取得価額)が

いくらなのかがわからなくなることがあります。

その仕入れ値を計算する方法が『移動平均法』と『総平均法』です。

国税庁は移動平均法を推奨しています。(総平均法の利用も可能です、いずれにしても一度決めた計算方法は継続することが原則です)

移動平均法は特に計算がややこしく、計算式だけ羅列されても意味がわからないと思います。

この記事を読んだ方が良い人

  • 移動平均法って何?
  • 移動平均法の計算の意味が分からない
  • 移動平均法を視覚的に理解したい

ここでは、小学生でもわかるように図を用いてわかりやすく解説していきたいと思います!

移動平均法の計算方法を図解で徹底解説

まず、移動平均法とは

仮想通貨の購入の度に所得価額を計算する方法

です。

したがって、毎回計算しないといけないので、少々面倒です。

計算はExcelなどで自動でやれば良いと思いますが、まずはその理屈を理解しましょう。

利益もその都度計算することになります。

計算式にすると

利益=(売却した金額―取得価額)×枚数

という計算式になります。

式だけではわかりにくいので、例題に図を入れて考えていきましょう。

例題

1月1日に10万円のビットコインを1枚購入しました。

2月2日に25万円のビットコインを2枚購入しました。

2月2日の時点で、ビットコインは2枚です。

この2枚の取得価額は平均値を出します。

(10万円×1枚+25万円×2枚)÷3枚=20万円

これが2月2日時点のビットコインの取得価額です。

次に、3月3日に50万円でビットコインを1枚売却しました。

この時の利益は

(50万円―20万円)×1枚=30万円 です。

残っているビットコインの取得価額は変わらず20万円、枚数は2枚です。

この利益を出すために、毎回計算して取得価額を出す必要があります。

次に、4月4日に50万円でビットコインを1枚購入したとします。

すると、取得価額は

(20万円×2枚+50万円×1枚)÷3枚=30万円

ということになります。

移動平均法の取得価額の計算方法まとめ

  • 移動平均法とは、購入・売却の度に計算する方法
  • 取得価額を計算することで利益を計算する
  • 毎回計算するので損益が分かりやすい

いかがでしたでしょうか?

図にすると分かりやすいのではないかと思います。

要するに、手元にあるビットコインの価値をどうやって計算するかです。

移動平均法は常に平均値を出していきますので、購入の度に取得価額に変化があります。

だからその都度計算する必要があるんですね。

それほど難しい計算式ではないので、自分でエクセルで管理してもよいかなと思います。

もちろん、取得価額だけではなく、利益も記録しておく必要があります。

しっかり管理して正しい確定申告を行いましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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