NFTはオワコンと言われる理由とは?リスクがあっても大きな可能性

最近、ブロックチェーンに基づいたNFTというものが注目を集めています。

その一方で「NFTはすでにオワコンだ。」という声も聞かれます。

なぜ、NFTがオワコンと呼ばれているのでしょうか?

その理由を紹介します。

 

NFTとは ブロックチェーンに基づいた非代替性のデータコンテンツ

そもそもNFTとは何なのでしょうか?

NFTとは「非代替性トークン」の略語でブロックチェーンに基づいたデータコンテンツのことです。

絵や音楽など様々なデータコンテンツがありますが、従来のシステムでは容易にコピーや改ざんが可能でした。

そのため、データ上のコンテンツは希少性や独自性の証明が難しく、正当は価値が認められていませんでした。

 

しかし、ブロックチェーンを利用することでコピーや改ざんがほぼ不可能となり、データコンテンツの価値が認められるようになりました。

実例としてデータ上の絵画が数百万円~数億円の取引がされたという事例も出てきています。

 

そんな夢のような話が生まれているNFTがどうして「オワコン」と言われているのでしょうか?

 

NFTがオワコンと言われる理由 ハッキングや価値の暴落の可能性

まず1つ目は「ハッキングのリスクがある」ということです。

複数のシステムで監視するブロックチェーンに基づいているため取引履歴が残り、コピーや改ざんが不可能とされているNFTですが、ハッキングの可能性は残されています。

NFTの取引にはウォレットと呼ばれる暗号資産(仮想通貨)を管理するアプリを利用する必要があるのですが、このウォレットがハッキングされてしまう可能性があり、実際にハッキングの報告があります。

しかし、これは実物でも盗難のリスクがあることを考えると、NFTが特別危険だとは言えないと思います。

 

2つ目は「価値の暴落の可能性がある」ということです。

NFTの取引の多くは原則的に暗号資産(仮想通貨)で取引がされます。

この暗号資産はまだまだ一般的なものではないため、通常の通貨と違って、高騰すえることもあれば暴落することもあります。

 

数年前に流行したビットコインでも「億り人」という言葉が生まれたように一気に高騰しても、その後に大暴落をして全財産を失ったという人も少なくありません。

そのため、高額で落札したNFTの価値が下がるリスクもあるということです。

 

ただし、これも株の取引きなどでも起こりうることです。

暗号資産を取り扱うNFTの方がやや不安定でありますが、特別なリスクとは言えないのではないでしょうか。

 

3つ目が「手数料が高い」ということです。

 

NFTでの取引による手数料は「ガス代」と呼ばれますが、これがやや割高と呼ばれています。

特にNFT取引の代表であるイーサリアムはこのガス代が高騰しています。

 

ただし、これも通常の資産運用でもあることですので、やはりNFT特有のデメリットとは言えません。

 

リスクがあってもNFTには大きな可能性がある

以上が「NFTがオワコン」と言われる主な理由です。

たしかにリスクはゼロではありませんが、それはどのような取引でも同様です。

 

しかし、それ以上にNFTには不正が不可能であることデータコンテンツに新たな価値が生まれることなど、可能性が大きく秘められています。

どんな取引と同じようにリスクを理解した上で正しく利用していきましょう。

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