転売と聞くと聞こえが良くないかもしれませんが、安く仕入れて高く売る、
という最も基本的かつシンプルなビジネスモデルです。
最近はメルカリ、ヤフオクなどフリマアプリで稼ぐ副業サラリーマンも増えてきました。
個人事業主かサラリーマンかで仕訳は大きく変わりません。
この記事を読んだ方が良い人
- 商品を仕入れたときの仕訳はどうすればいいの?
- 商品が売れたときの仕訳はどうすればいいの?
- 商品が返品されていた場合はどうすればいいの?
このような疑問や不安がある方はこの記事を最後まで読んでいただければ解決します。
まずは、仕入れからみていきましょう!
転売のための商品を仕入れた場合
おそらく店舗あるいはネットで商品を購入した、ということになるでしょう。
当然、この買い物は転売という事業のための購入です、自分で使ったりする分にはもちろん仕入とはなりませんので注意して下さい。
まず、現金で仕入れた場合です。
ここでいう現金というのはあなたのプライベートのお金ではなく、個人事業主として所持している現金です。
例)1月5日に転売用の5,000円の商品Aを現金で購入した
このような仕訳となります。
もし、あなたのプライベートの現金で購入した場合は、現金ではなく事業主借という勘定科目になります。
常にプライベートでの支払いと個人事業主としての支払いは分けて考えます。
では、今度はクレジットカードで支払いをした場合です。
今回も、事業用のクレジットカードで支払ったとします。
例)1月5日に転売用の5,000円の商品Aをクレジットカードで購入した
クレジットカードで購入した場合は買掛金という勘定科目を使います。
購入した(仕入れた)けど支払いはまだの時に使う勘定科目です。
似た勘定科目に未払金がありますが、こちらは消耗品などで利用します。
クレジットカードも現金同様、プライベートのクレジットカードで支払った場合は買掛金ではなく事業主借で仕訳を行います。
もし決算期間内で売れなかった場合は、その商品は棚卸資産として翌年に繰り越します、つまり経費としては計算されません。
税務署に指摘されやすい点ですのでくれぐれもご注意ください。
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転売の商品が売れた場合
メルカリ、ヤフオク。Amazonなど、どのプラットフォームでもそうですが、売れたら即入金ということはありません。
一旦売れたという事実があり、そのあと商品を出荷します。
後日、そのプラットフォームから入金があるという流れになります、これが実店舗での販売との違いですね。
例)1月10日にAmazonで9,800円で商品Aが売れた。送料は300円、Amazon手数料が諸々の合計で1,980円引かれた
このようになります。
送料も売上高に含まれます。
売上高と送料を足した額から手数料を引いた額がその商品の売上としてAmazonから支払われる金額となります。
この時、借方と貸方の金額の合計は一緒になるはずですので、注意して下さい。
転売した商品が返品された
転売でも小売業でも返品ということは必ずあり得ます。
返品された場合は、売れた場合の逆の仕訳になります。
先ほどの商品Aが返品されたとします。
返品となると、返金の手数料がかかったりします。
Amazonは手数料が色々あってややこしいですが、要するに売れた時と反対の仕訳をして相殺すれば大丈夫です。
転売をしている個人事業主必見!よくある4つの仕訳を解説 まとめ
- 仕入れたときは売掛金を利用する
- 売れた場合は売掛金を利用する
- 返品時の仕訳は基本売れたときの反対
これで代表的な転売での仕訳はできるようになったと思います。
実際には、もっと色々な細かな仕訳はあると思いますが、転売していたら必ずやる仕訳です。
必ずできるようにしておきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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