経理業務の負担を減らす 電子インボイス導入とオススメ規格 Peppol
- 2022/10/21
- インボイス

2023年からスタートするインボイス制度。
個人事業主やフリーランスの方は戦々恐々としているのではないかと思います。
そんなインボイス制度に関連して
知っておきたいものが
電子インボイスです。
インボイス制度とは簡単に説明すると
これまでは売り上げが年間1000万円以下の小規模事業者は
免税事業者といって、消費税を納める必要がありませんでした。
この免税事業者が収めるはずの消費税を課税事業者が納付してきたのですが
それはフェアじゃないよねということで
小規模事業者も消費税を納めてもらって
課税事業者は、その分を控除しますよという制度です。
この時に課税事業者は仕入れ先から
適格請求書(インボイス)
というものを発行してもらう必要があります。
この適格請求書を電子データにしてしまおうというのが
電子インボイス
となります。
管理の負担が激減 電子インボイス導入のメリット
電子インボイスの導入には様々なメリットがあるので1つ1つ見ていきましょう
電子インボイスのメリット① データの自動入力
紙媒体であれば、データ入力を手動で行う必要があります。
しかし、電子データであれば
データ入力の大半を自動化できるので
ミスの回避や作業の効率化が見込めます。
電子インボイスのメリット② 管理のしやすさ
紙媒体であれば
数が増えてくれば膨大な量になり
保管場所もなくなりますし
必要になった時に探しすことが困難になってきます。
電子データであればクラウドへの保管が主になってくるはずですので
そのような心配がなくなります。
電子インボイスのメリット③ データ改竄のリスクが低い
電子データであれば
誰かがファイルにアクセスした場合に
その履歴を残すことができるので
改竄されるリスクをなくすことができます。
仮に改竄されたとしても
専門のスキルがあれば
復元できる可能性もあります。
電子インボイスのメリット④ リモートワークにも対応
新型コロナの流行をきっかけに
出社せずに自宅などで作業をしている企業も増えてきています。
そんな時にデータをクラウド上で管理していれば
誰でも、何処でもアクセスできるので
スムーズな作業が可能となります。
電子インボイス導入におすすめの規格 Peppol
このように電子インボイスを導入することには
多くのメリットがあるわけですが
使用するに当たって
決められた規格はありません。
しかし、最も推奨されていて
国際的な標準規格となるであろうと言われているのが
Peppol
です。
このPeppolは30カ国以上で使用されていて
インボイス制度を抜きにしても
海外との取引がスムーズになっていくことが考えられます。
いかがでしたか?
インボイス制度が導入されれば、経理業務が混乱することが予想されます。
実施まで残り1年。
今のうちから準備をしたいですね。