個人事業主とは?フリーランスや自営業との違いを分かりやすく解説

人生100年時代と呼ばれ、1つの企業に生涯身を委ねることが難しい現代社会において、フリーランスや個人事業主としての働き方が注目されています。

新型コロナウイルスの影響もあり、社会が不安定な中、あなたは22歳くらいから70歳くらいまで、おおよそ50年働かなければいけません。

今大手の企業であっても、50年間もその立ち位置を保持できるほど安定した社会ではなく、1社に身を置くこと自体がリスクが高いのです。

そこで、今回は企業に従事する以外の働き方として個人事業主・フリーランス・自営業の違いについて解説します。

とても良く似たこれらの言葉ですが、少なくてもこの3つの言葉はイコールではありません。

この記事を読んだ方が良い人

  • 個人事業主とは何?と疑問に感じている
  • フリーランスや自営業との違いを知りたい
  • 個人事業主になる方法を知りたい

上記に当てはまる方はこの記事を最後まで読んで疑問を解決してください。

まずは、個人事業主について解説していきます。

個人事業主とは?

個人事業主とは、個人で事業を営む人のことを指しますが、法人ではないことがポイントです。

会社を設立して法人成りしている経営者の事を個人事業主とは言いません。

つまり、会社を設立しておらず、会社に属していない個人で事業を営んでいる人を個人事業主と呼びます。

どこかの会社に勤務しており、副業として個人で事業を営んでいる場合も個人事業主と言えます。

個人事業主は原則、税務署に開業届を提出していますが、提出していなくても個人事業主を名乗ることはできるようです。

もちろん、一定の収入があれば納税をしなければならないのは開業届の提出の有無とは関係ありませんので、きちんと提出して、できれば青色申告の申請をして控除を受けた方がメリットが大きいと言えます。

副業としてアルバイトをしている人は個人事業主とは言いません。

個人事業主とフリーランスの違いは?

フリーランスと個人事業主はよく似た意味合いですし、事実重複する面も多いです。

フリーランスは自分の特技を生かして自由に仕事をしている人、そういったニュアンスが含まれます。

ライターやアフィリエイターなどは一人で仕事をしているため、フリーランスという響きがマッチしますね。

しかし、彼らのほとんどは個人事業主です。

一方、フリーランスの中には会社を設立して従業員を雇用せずに経営している人もいます。

そういうフリーランスは個人事業主ではありません。

個人事業主と法人経営者は全く別であり、独立したものですが、フリーランスと言うのはこれら両者どちらにも属することが可能なのです。

では、自営業とは何でしょうか?

読んで字のごとく、自ら事業を営んでいる人の事です。

広い意味ではこれまでに登場してきた個人事業主、フリーランス、法人経営者、いずれも自営業と呼べます。

しかし、社会的には個人事業主を自営業とは呼びますが、法人経営者(つまり社長さん)を自営業とは呼びませんよね?

つまり、広い意味では法人経営者も自営業者ではあるものの、社会通念として自営業と社長は線を引いているということです。

自営業者≒個人事業主、というイメージになります。

個人事業主とは?のまとめ

個人事業主とフリーランスと自営業、よく似た意味で使われる言葉ですが、少しずつ意味が違うことが分かったと思います。

自分の得意なこと、好きなことを仕事にして、自由に働くことは人生において大きな魅力と呼べます。

その一方で、好きなことだけをしていてはなかなか稼ぐことはできないため、フリーランスの方が好きじゃないことまでやっていることもあります。

あなたがサラリーマンだとすると、フリーランスになったらいかに会社に助けられていたのかが良くわかるでしょう。

  • 個人事業主:法人経営者との対比でよく使われる 個人で事業を営んでいる人
  • フリーランス:個人事業主・法人経営者どちらの場合も存在する
  • 自営業:広い意味では法人経営者も自営業ではあるが、社会的には別として考えられている

本日の記事は以上となります。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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