今年もこの時期がやってきましたね　そう確定申告です。

最近ではe-Taxで納税しようという動きも活発化してきていますし、政府も推進しています。

本記事では、改めてe-Taxについて詳しく解説します。

e-Taxの使い方

まずe-Taxとは、日本の国税庁が提供する「国税電子申告・納税システム」の通称で、個人や法人が様々な税務関連の手続きをオンラインで行えるサービスのことを指します。

このシステムを利用することで、従来の紙ベースの申告や税務署への直接訪問が必要だった手続きを、インターネットを通じていつでもどこからでも行うことが可能になったため、時間や手間を節約できるので非常に便利で現在利用者も増えてきています。

国税庁の発表によりますと、令和3年度は法人税の申告での利用は87.9％、法人消費税の申告も88.7％とつまり約9割の法人がe-Taxを活用しているようです。

e-Taxを利用することで行える主な手続きには、以下のようなものがあります。

所得税の確定申告

個人の年間の所得と税額を申告し、必要に応じて納税や還付を受けます。

消費税・地方消費税の申告

事業者が消費税及び地方消費税の申告を行います。

電子納税

税金をオンラインで直接納付します。

開業届・廃業届の提出

事業を始める際や廃業する際に必要な届け出を行います。

青色申告の承認申請

青色申告を行うための承認を受けるための申請です。

これらの手続きは、e-Taxのウェブサイトから直接、または専用のソフトウェアを通じて行うことができます。

所要の書類はデジタル形式で作成し、アップロードすることで提出が完了します。

e-Tax利用のための事前準備

e-Taxを利用するためには、以下の事前準備が必要です。

電子証明書の取得

e-Taxの利用には、本人確認のための電子証明書が必要です。個の場合、マイナンバーカードに内蔵されている電子証明書が利用できます。

また、民間認証局が発行する電子証明書も選択肢の一つですが、e-Taxとの互換性を確認する必要があります。

利用者識別番号の確認

e-Taxシステム内でのユーザー識別には、利用者識別番号が使用されます。この番号は、e-Taxの登録時に割り当てられます。

e-Taxの便利なポイント

24時間利用可能

確定申告期間中は24時間体制で、平日は朝8時半から深夜24時まで利用可能です。これにより、利用者は自分のスケジュールに合わせて手続きを行うことができます。

自動計算機能

確定申告書等作成コーナーを利用すると、入力したデータに基づいて税額が自動計算され、計算ミスを防ぐことができます。

データの直接送信

必要な書類をデジタル形式で作成し、e-Taxを通じて直接税務署に送信できます。これにより、書類の郵送や直接提出の手間が省けます。

e-Tax使い方 | まとめ

e-Taxは、税務手続きを効率化し、利用者に大きな便利さを提供するシステムです。

適切な準備とセキュリティ意識を持つことで、スムーズに利用することが可能になります。

オンラインで手続きを完結できることは、時間の節約になるだけでなく、環境に優しい選択肢とも言えます。

e-Taxを上手く活用して、税務手続きをより簡単かつ効率的に行いましょう。

是非、今年の確定申告で試してみたらいかがでしょうか。