新NISAとiDeCoどっちが良いの?
- 2024/1/28
- トピックス
2024年になり新NISAが始まり、多くの人が新NISAについて言及しています。
コジカツでも先日、新NISAについて解説させて頂きましたが、iDeCoと比べどっちが良いの悩んでいる人もいるようです。
合わせて読む → 新NISAのメリットとは
本記事では新NISAとiDeCoの比較をしてみたいと思います。
新NISAとiDeCoの違いとは?
新NISAについて先日説明しましたが、NISAとは基本的には運用の利益が非課税になる制度なのに対し、iDeCoは個人が自分で掛金を拠出し、その掛金を自分で運用することで老後の資産を形成する制度です。掛金は全額が所得控除の対象となり、運用益も非課税です。
どちらも運用益が非課税という点は同じですが、投資対象や上限金額、非課税期間、税制優遇などに違いがあります。
新NISAについて先日説明しましたので、下記にiDeCoのメリットデメリットを解説します。
iDeCoのメリット、デメリット
まずiDeCoとは個人型確定拠出年金の略で、個人が自分で掛金を拠出し、その掛金を自分で運用することで老後の資産を形成する制度のことです。
掛金は全額が所得控除の対象となり、運用益も非課税です。
NISAの最大のメリットは掛け金が全額所得控除される点です。運用益はNISAもiDeCoも非課税ですが、NISAは投資したお金に対して所得控除されません。
よって所得控除を受けられるという点においてiDeCoの方がお得です。
次にiDeCoは原則60歳まで資金を引き出すことできないので、長期的な資産形成に適していると言えるでしょう。
この部分はメリットと同時に大きなデメリットとも言えます。途中でお金が必要だという状況になった場合でも引き出せないので、かなり注意が必要です。
ただ拠出金額を減額したり、払い込みを停止したりもできるので、本当に厳しい時にはそういった判断も必要かも知れませんね。
拠出金額の変更は年に1回だけで、月額5000円まで減額することが可能です。
また所得控除されるということは住民税が減少するということを意味します。
そうなると子育て世代の方々には保育料の算定や高校無償化などに影響が出る場合があります。
そういった査定が収入や住民税の所得割額などによって決められるので、iDeCoに加入するメリットが高いと言えます。
最後にiDeCoのデメリットの1つとして、手数料が高いことが挙げられます。
加入手数料、口座管理手数料、給付手数料、などがかかります。
例えば月に5000円の拠出の場合年間の節税額はおよそ9000円なのに対して、手数料のかからない金融機関で使っていても、口座管理手数料などで2000円程度の手数料がかかります。
新NISAとiDeCo | まとめ
いかがでしたか?
新NISAもiDeCoにはそれぞれにメリットデメリットが存在しますので、より自分に合ったものを選ぶ必要がありますね!
また両方共を併用することも可能なので、資金に余裕がある方はその方法も検討するのも良いかもしれませんね。