マイナポータル連携とは
- 2024/2/8
- 税金関連
先日、e-Taxについて解説しましたが、e-Taxは基本的には税金の処理や確定申告を行う場合に利用します。
e-Taxを利用し確定申告を行う場合、マイナポータル連携を利用すればより簡単に確定申告の手続きができるということをご存じですか?
またそもそもマイナポータル連携とは何なのか分からない人の為に、本記事でマイナポータル連携について詳しく解説します。
マイナポータル連携とは?
前回もお伝えしましたが、e-Taxは日本国税庁が提供する国税電子申告・納税システムで、個人や企業がインターネットを通じて税に関する申告、納税、各種届出などを行うことができる便利なサービスです。
このシステムの利用により、紙ベースでの手続きに比べて、時間や労力を大幅に節約できると共に、より迅速かつ正確に税務手続きを行うことが可能になります。
合わせて読む → 【2024年版】e-Taxとは?
そんなe-Taxの最大の利点はマイナポータルとの連携機能なんです。
マイナポータルとは、マイナンバーシステムを活用した政府運営のオンラインサービスのことなのですが、マイナンバーカードを使用してログインすることで、様々な行政手続きをオンラインで一元的に行うことができる非常に便利なサービスなのです。
マイナポータルを通じて、個人の基本情報や各種証明書の取得、行政サービスへのアクセスが容易になるため、法人個人ともに使う方も増えてきています。
マイナポータル連携と確定申告
e-Taxとマイナポータルの連携をすることにより、所得税の確定申告時に特に役に立ちます。
具体的には、マイナポータルを介して、給与所得の源泉徴収票、国民年金基金掛金、iDeCo(個人型確定拠出年金)、小規模企業共済掛金などの控除証明書のデータを一括で取得し、これらの情報を申告書に自動的に入力することができます。
これにより、申告書の作成にかかる時間を短縮し、入力ミスを減らすことができるため、申告プロセスがよりスムーズかつ効率的になります。
この連携機能を利用するためには、まずマイナンバーカードが必要となります。
マイナンバーカードは、日本国内の全ての居住者に対して個別に発行されるカードで、個人識別番号(マイナンバー)が記載されています。
マイナンバーカードの申請は、居住地の市区町村役場で行うことができ、発行にはおおよそ1ヶ月程度の時間がかかります。
そのため、e-Taxでの確定申告を考えている方は、早めにマイナンバーカードの申請をしなければなりません。
マイナポータル連携 | まとめ
いかがでしたか?
e-Taxとマイナポータルの連携は、税務手続きの効率化と正確性の向上に大きく影響します。
このシステムを活用することで、従来の紙ベースの手続きに比べて、手間と時間を大幅に削減することができます。
また、マイナポータルを通じて取得する情報は高いセキュリティのもとで管理されているため、個人情報の安全性も確保されています。
こういった点から、e-Taxとマイナポータルの連携は、現代のデジタル化が進む社会において、税務手続きをより効率的かつ安全に行うための重要な手段と言えるでしょう。
是非、今年の確定申告からマイナポータル連携をしてみてください。