兵庫県で開始 トルコ地震の寄付はふるさと納税で控除額が増える

2月6日にトルコのシリア国境付近で起きた大地震はすでに4万人以上の方を+が亡くなっているという心の痛むニュースが連日に渡って報道されています。

同じように心を痛めているという方もいるかと思いますし、今回のトルコ地震の被災地を支援したいと考えている方も多いでしょう。

 

現在、日本赤十字社をはじめとして様々な団体や企業が支援のための寄付金を集めていますが、今回注目したいのは兵庫県が募っている寄付金です。

 

なぜ注目なのかというと・・・

今回、兵庫県がふるさと納税を使って、トルコ地震の支援金を募っているのです。

 

 

ふるさと納税とは

ふるさと納税とは都市部と地方の税収格差を是正するために、納税者が希望の自治体に「寄付」をすることで、住んでいる自治体への住民税と所得税の税額控除を受けることができるという制度です。

しかも、控除を受けるだけでなく、寄付した自治体から返礼品を受け取ることができるため、従来であれば納めて終わりの税金が、好きな商品を買うお金に変わってしまうのです。

そのため、大変人気となっている制度です。

 

とはいえ、実はこのトルコ地震に関する支援への寄付に関しては返礼品がありません。

「えっ?じゃあ、ふるさと納税の意味がないのでは?」

と思いますよね。

 

しかし、返礼品がなくてもふるさと納税で寄付した方がお得なのです。

それは控除額の違いです。

 

寄付金控除との違い ふるさと納税で寄付することで控除額が大幅に増える

通常の寄付金控除では、例えば年収500万円で夫婦共働き、小学生の子ども2人の家庭が5万円の寄付をおこなった場合、寄付金控除額は「年間寄付総額-2,000円」で算出されるので、「5万円-2,000円=4.8万円」が寄付金控除額となります。

これに「給与所得控除」・「基礎控除」・「扶養控除」を加えたもの(今回の場合は268万円)が所得控除額となるので、課税対象となる所得は「500万円-(268万円+4.8万円)=227.2万円」となります。

この額の場合は所得税が10%となりますので、通常の寄付の場合「(寄付金額-2,000円)×10%=4,800円」が控除額となります。

 

ふるさと納税の場合は控除額の上限が年収によって決められており、その範囲内であれば、寄付した金額から2000円を引いた全額が控除となります。

つまり、同じケースで5万円のふるさと納税をした場合、受けることができる控除額は4.8万円となり、大きな違いとなります。

 

このように返礼品はありませんが、通常の寄付金控除よりも控除額が大きくなるため、節税としての効果が高くなります。

同じ寄付をするならば、ぜひふるさと納税を使って寄付をしてみてはいかがでしょうか。

トルコ地震へのふるさと納税は「ふるさとチョイス」と「楽天ふるさと納税」で受け付けていますので、ぜひ検索してみてください。

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