インタビュー

どんな仕事でも一番大事なのは人のマネージメント 第4回-3

2021年9月26日

松本通事事務所 代表 松本 龍太 様

2012年早稲田大学スポーツ科学部卒。

卒業後すぐ、英国名門フットボールクラブチェルシーFCの日本語ウェブサイト立ち上げに翻訳スタッフとして参加。

その後8年間に渡りFacebook、Twitter、LINEと同クラブSNSの日本語アカウント管理運営業務に携わる。

またイタリア留学経験を活かし、ACミランジュニアキャンプをはじめ、サッカー、バスケットボールなどスポーツ現場での通訳リエゾン業務も行う。

業務拡大に伴い、2016年には松本通事事務所を設立。

現在は主に声優のマネ-ジメント業務を行なっている。

かなりハードな生活を送られていたんですね! いつ頃から仕事が安定してきたんですか?

幸いバイトで食いつないで半年ほどでした。

チェルシーFCとの仕事をきっかけに徐々にスポーツ界とのつながりが増え、主に来日するチームや選手の帯同(リエゾン業務)でスケジュールが埋まるようになってきたんですね。

何度目かの帯同の帰り道で、バイト先に辞める連絡を入れたのを覚えています。

リエゾン業務とはどういった仕事なのでしょうか?

リエゾンとはフランス語で、「仲介」って意味があるらしいんですけど、簡単に訳すと帯同業務のことですね。

業界ではよく使う言葉なのですが、海外から来るゲストに帯同して、ゲストの望むものを用意したり、調整したりする業務になります。

私は主にサッカーの団体のリエゾン業務を依頼されることが多かったのですが、そういう団体は強化合宿や遠征、大会に参加することを主な目的としています。

安心安全に日本での生活が送れるようにすべての調整をするのが私の仕事でした。

具体的には試合時間から逆算して、朝食はいつ食べていつ会場入りして何時にどこでどういう行動をするか等です。

大会参加の場合は大会運営の会議にも参加してルールなどを確認しチームに共有したり、対戦相手のユニフォームと被らない様に色の確認をしたりするべき業務をあげると正直キリがありません。
このリエゾン業務で色々なことが学ぶことが出来ましたし、蓋を開けてみればタレントのマネージメントに役立った部分も多いと感じています。

どういった部分に特に役立っていますか?

そうですね。

通訳・翻訳業務からタレントマネージメントと、ジャンルとしては大きく違いますが、リエゾン業務という意味では似通った部分は多々あります。

扱っているコンテンツは違うかもしれませんが、結局私のやっていることは人のマネージメントなんです。

スポーツだとチームや選手の為に動くことが、今はそれがタレントになっただけで本質的に選手やタレントが最大のパフォーマンスを出せるようにサポートするという姿勢は一切変わりないです。

常にスケジュールを確認し、先読みして次にどういうことが発生し、どういう準備をしないといけないのか等を頭に叩き込みます。

収録する際にはタレントには仕事に100%集中してもらう為、それ以外の余計なものを私の方で処理し気が散らないようしなければなりません。

聞いていると気が休まることがなさそうな仕事ですね。。。?

楽しく仕事はしているので、あまり気にしてはいないですね(笑)。

この仕事の基本と言えば基本なのですが、いつでも連絡がとれる状況は作っています。

そういう意味では休みはないですが、いつ仕事の話がくるか分からないですし、私が原因でタレントの仕事が無くならない様に注意しています。

オファーいただいた際の作品内容の確認も仕事のうちのひとつですし、あらゆるエンタメ作品に触れることも仕事のうちだと考えています。

作品に目を通しながら、どのキャラクターがハマりそうかなと無意識のうちに考えてしまうのは、この業界あるあるだと思いますね。

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