通訳からタレントマネージメント事務所設立へ 第4回-1

松本通事事務所 代表 松本 龍太 様

2012年早稲田大学スポーツ科学部卒。

卒業後すぐ、英国名門フットボールクラブチェルシーFCの日本語ウェブサイト立ち上げに翻訳スタッフとして参加。

その後8年間に渡りFacebook、Twitter、LINEと同クラブSNSの日本語アカウント管理運営業務に携わる。

またイタリア留学経験を活かし、ACミランジュニアキャンプをはじめ、サッカー、バスケットボールなどスポーツ現場での通訳リエゾン業務も行う。

業務拡大に伴い、2016年には松本通事事務所を設立。

現在は主に声優のマネ-ジメント業務を行なっている。

本日は宜しくお願いいたします。
略歴を拝見しましたが、本当に様々な仕事をされてきたという印象なのですが、まず現在のお仕事の話を伺っても宜しいでしょうか。

松本と申します。こちらこそよろしくお願いいたします。

確かに変な略歴ですよね(笑)

現在はですね、松本通事事務所という個人事務所の代表を務めております。

主な仕事は声優のマネジメント業務をしています。

あまり耳にしない職種ですし、非常に興味深いです!あまりイメージがわかないのですが、業務内容を教えて頂けないでしょうか。

そうですね テレビに出ているタレントのマネージャーみたいな感じと言えば分かりやすいですかね?

仕事内容としたら、スケジュール管理、現場調整、収録内容のチェックなど多岐にわたります。

全て挙げるのは多すぎて難しいですが、要はタレントに関わるすべての事象は私の仕事ですね。

具体的にどういった作品に出演されているのですか?

これは大変申し訳ないのですが、大人の事情で作品名やタレントの名前は控えさせて頂かないとダメなんです。泣

ただ少年週刊ジャンプなどで掲載されていた漫画のアニメにも声優として出演しています。

私も漫画もアニメの好きなので、きっと私にも馴染みがある作品なのでしょうね!
そういった有名作品に出演されている声優さんをマネ-ジメントする際に一番気を付けている部分はどういったところでしょうか?

一番気を付けているのはスケジューリングですね。

仕事はもちろん多くあった方が収入も増えると思うのですが、私は相談した上であまり詰め込みすぎないようにしています。

何故かというと、声優は本読みや作品の研究などに時間を費やさなければならないですし、加えてアニメは叫ぶシーンなどが多くあるので、同日に違う作品の似たキャラクターの仕事を入れてしまうと喉を傷めてしまう可能性があるので避けるように極力配慮しています。

もちろんそういった仕事がある日の前日は休んでもらえるように調整したり体調管理も含め気を付けています。

誰でもそうかもしれませんが、役者さんは現場に入ると120%の力で仕事するため、知らず知らずのうちに無理をしないよう、こちらで管理することも必要と考えています。

あとは演じるキャラクターに偏りが出ない様に作品選びには非常に注意しています。

これは非常に繊細な問題なのですが、イメージが付きすぎるとそれ以外のキャラを演じるイメージが制作側に持って頂けなくなるので、中長期的に考えるとマイナスになる場合があります。

例えば、以前元気な男子学生のキャラを演じてそれが高評価だったときに、別の作品でも同じ様なキャラのオファーを頂く傾向があります。

評価して頂いている訳ですし非常に有難い話なのですが、マネージメント側からすると、少し陰のあるキャラクターや大人も演じることもできるのになーと、そういった違う部分も見て欲しいなーとこうなるわけです。

ですので、あえて得意なキャラクターを外した音源を提供する場合もあります。

スペシャルインタビューは全4回

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