会社で誰よりも猛烈に働く社長でいたい 第10回-4
- 2023/4/14
- インタビュー
株式会社楽笑 代表取締役 泉池 直利 様
1978年生まれ、大阪府出身。専門学校卒業後、3年間ほど建築関係の会社に就職し営業業務に従事。
退職後夢であった柔道整復師になるため、地元大阪にある医療専門学校に入学し勉学に励む傍ら整骨院で施術補助業務を担当し修業を積む。
その後独立し、あかり整骨院を開院。わずか数年で軌道に乗せ、順調に店舗拡大し2012年に株式会社楽笑を設立する。
また医療に特化した人材紹介会社株式会社Zero-1をはじめその他事業展開もしており多方面で活躍中。
株式会社 楽笑 | 楽笑メディカルグループ公式サイト (rakushow.co.jp)
株式会社ZERO-1 | 関西の医療・介護の求人・転職のことなら 株式会社ZERO-1 (zero-1-human-innovation.jp)
前回までのインタビュー
第2回 独立して1年目の大失敗、そして2年目のV字回復の理由
ありがとうございます!せっかく採用関係の話も出ましたので、逆に御社の社員さんや新人スタッフさんへの人材教育のスタンスを教えて頂けますか?
これはなかなか難しい質問ですね。(笑)
そうですね 弊社の基本スタンスとして、教育担当者には家族だと思って部下と接してほしいと伝えています。
どういうことかと言うと、家族であれば他人ではないので厳しいことも言わないといけないですし、優しくすることはあっても甘やかすようなことはしません。
これはサービスでも同じで、社員にはいつも新しいことを提案してくるときにそのサービスは自分の親族に提供しても恥ずかしくないものなのか、施術相手が家族だった場合にその施術方法を本当に選択するのか、自問自答しなさいと伝えています。
やはり自主的に考えるということが非常に大切ですし、それが成長に繋がると信じています。
私自身もあまり直接的に指導するというより、私の行動から何か感じ取ってくれたらと。
なので、まずは率先垂範することを意識していますし、会社で誰よりも猛烈に働く社長でいたいんです。
別に同じように働いてほしいという訳ではなく、自分自身がそうしたいだけですし、そういう姿をみて何かを感じてほしいし、想いをもって働くということに出来れば共感してもらいたいなと勝手に思っています。
トップが自ら必死に働く姿を見せることで社員さんのモチベーションも上がりそうですね!泉池さん自身のモチベーションはどこからくるのでしょうか?
私のモチベーションですが、すべての行動理念は、社名にもありますが、「笑顔作り」なんです。
例えば高齢者の方が、膝の怪我をされて治療の一環で整骨院来られたとして、しっかりとサポートして以前と同じように歩けるようになり笑顔になった等、こういったケースもそうですが、人の笑顔に関わり続ける事業をしていきたいと考えています。
もちろん先程もお応えしたように、店舗拡大を推し進めて会社を大きくしていくこともモチベーションにはなっています。
また最近では、10年以上医療業界に身を置き、この業界だけではないとは思うのですが、まだまだ人材が不足している現状を目の当たりにして、もっと幅広くの多くの方にこの業界の素晴らしさを伝えていきたいと思い、人材紹介会社、株式会社ZERO-1(ゼロワン)を設立しました。
主に医療にかかわる方への就職、転職サポートをしております。
加えて弊社もスポーツ選手のサポートにも力をいれているので、引退後の選手のセカンドキャリア支援も人材紹介会社を通じて積極的に行っていきたいと考えています。
最後になりますが、コジカツには個人事業主や泉池さんのように独立して会社を作りたいと思っているユーザーが多数いますので、その方達にメッセージをお願いします!
まず1番大事なことはしっかりしたマインドを持つことですね。
明確な目的を持つこと、なぜこの仕事がしたいのか、その根っこの部分を忘れないことです。
そしてその目的、想いが人と共有できれば集団として強くなります。
意外と心のエネルギーを保つことって難しいので、自分自身の行動規範、会社のValueやMissionをちゃんと忘れないようにしておくことは本当に大切です。
またこれから何を始めようとする方は、これでもかというくらいしっかり準備することをお勧めします。
私の場合は2年間くらい100%の準備をして開業したつもりでしたが、実際には足りないことばかりで50%ほどの達成度だったように思います。
要は何が言いたいかというと、自分が設定していることの倍を知っておいたほうが良いよということです。
200%で準備してようやく思い描いた100%の実現に至るというくらいの感覚です。
ただチャレンジするということは素晴らしいことだと思いますので、これから何らかの形で独立するという方は是非とも前向きに頑張ってほしいですね!